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2014.12
31
CM:2

00:07
Category : 小品

「ご挨拶と新婚旅行」


「やっと 二人きりになれましたね」
男が言う
「ええ」
女が うつむき加減で うなずいた

少し前 二人はプラットフォームにいた
向かい側に止っている上りの特急列車の発車を知らせるベルが鳴っている
二人の周りには 直前まで披露の席にいて酒もまだ抜けきらない友たちが
これから旅行に出かける二人を
あからさまに冷やかすように囃し立てていた
ようやく下りの列車が入ってくる
万歳三唱の声に送られて車中の人となる
車窓の景色が飛んで見えるようになったとき
男の口から出た言葉が
「やっと 二人きりに・・・」
だった

今から半世紀も前の風景である
この目で見たわけではないが テレビや映画でよく出てきたシーンだった
その当時は 結婚式当日までそれぞれの実家にいて式場に向かうというのが普通だった
そして式のすぐあと新婚旅行に出かけた

女は白っぽいスーツを着て 同じ色の帽子をかぶり 手にブーケを持っていた
それをテレビで見ていた私は 
あんなこと・・・ なんでするんだろう
あれは あれだけはやりたくないものだと思っていた

宝くじの高額当選を願っても それはいまだかつてないけれど
プラットフォームの見送りはいやだなあという そのくらいの簡単な願いは 叶った
私たちはその日旅行には出かけなかったから

親族や招待客が帰るのを式場の入り口で見送った後
なぜか私たち二人はそこに残り 控えの間に戻った
仲居さんが持ってきてくれた海苔巻と稲荷寿司を食べた
それから新居に戻り 
お風呂の台が低かったので 適当な高さのを買いにホームセンターに出かけた
信号を渡るときの風景が 今も目に残っている




よそ様のブログで
「結婚前のご挨拶をしなかった」
というものがあった
私もしていない
テレビドラマでは 
「長い間お世話になりました」と言って家を出る
娘のその言葉に父親がよよっと泣く
朝忙しかったのもあるけれど 全くそんなことをするつもりはなかった
父は内心はどう思っていたかはわからないが
喜んで送り出されたと思う
もう亡くなってしまっているから聞きようがないが
そう思うことにしている


朝 結婚式場になっていた料亭に行き
花嫁のメークをして 着付けしてもらい 写真を撮った
かんざしがきつくて脳貧血を起こしそうになった
白い打掛から 色物の振袖に着替えた
「新しい色に染まるっていう意味があるんですよ
 だから お色直しっていうんです」
と着付けしてくれた方に言われた



とにかく一連の行事 忙しかったなあ

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