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2010.01
29

TB:0
09:00
Category : 思ひ出
父が家族を映画を観に連れて行ったのは 数えれば片手で終わるくらいきりありませんでした
「二十四の瞳」 「にあんちゃん」 「つづり方兄妹」 「喜びも悲しみも幾年月」 「おとうと」
覚えているのはこれだけです
多分これだけだったのだと思います
それでもひとつひとつ覚えていますから 少数精鋭でかえってよかったのかも知れませんね

「喜びも悲しみも幾年月」の中で夫婦喧嘩をするところがあります
奥さんは 荷物を風呂敷に包み 
「実家に帰らせていただきます」
というのですが このシーンは 後どうなるのかと小学生ながらどきどきしたものです
ああ 喧嘩をしたときは実家に帰るんだと 全く知らない世界がそこにありました



おキンちゃんは夫婦喧嘩をしたことがあったのでしょうか
二人の間ではそんなこともあったのかも知れませんが 子どもにも分かるような喧嘩は一回だけでした
それは私が中学生になった頃でした

それまで私の家では 炭や豆炭を使うコタツでした
おキンちゃんは専業主婦でしたから 昼間は一人で家にいます
寒いときはいつでもコタツを少し暖かくして そこに入ることが出来ます
ところがその年 電気コタツを買う話が持ち上がったのです
そんな時代でした
電気洗濯機 電気釜 冷蔵庫 と次々電化製品が家の中に入ってきた時代でした

電気コタツは今ではごく普通に家の中にありますが 初めて入ってくるとなると おキンちゃんにとってはそれがもったいなくて仕方なかったのです
みんなが家にいるときはいいのですが 一人でいる昼間 電気を使いコタツに入るということがどうしても出来ないと思ったのでしょう
おキンちゃんは絶対反対しました
世の流れはそうなっていましたし アパート暮らしでは炭を置く場所も無かったのです



そうだ こういうとき実家に帰るんだ ホントは
と私はあの映画を思い出していました
荷物をまとめて出て行くのかなあ
ちょうどといっては何だけど その時父の転勤で実家のすぐ近くに住んでいました
あの 染物やの実家・・・
歩いて 20分くらいの距離です

そこで気付いたのです
もう 親も亡くなっていました
そこに家出するわけにもいかないのですよ

「何もスイッチ入れればいいでしょ」
「遠慮しなくてもいいよ」
「あったかくしてればいいよ」
と口々に言う四人の家族全員を敵に回して
おキンちゃんは一人で 暗い家の中で黙々とご飯を炊いていました

おキンちゃんの抵抗は続きました
家の中は会話が無くなり みんな黙ってご飯を食べていました


十日ほどして 何とか父と折り合いをつけたのでしょう
電気コタツが我が家にやってきました


私が知っているたった一度の夫婦喧嘩でした




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